第5回トリハ展

 

 

 

6月7日(金)から6月9日(日)開催の「第5回 トリハ展」に参加いたします。

今年のテーマは「トリと言葉」です。

4月1日に新元号「令和」が発表され、典拠として「万葉集」梅花の歌 三十二首の序文が

紹介されました。

 

「天平二年正月十三日に、師の老の宅に萃まりて、宴会を申く。

 時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。

 しかのみにあらず、曙の嶺に雲移り、松は羅を掛けて蓋を傾け、夕の岫に霧結び、

 鳥はうすものに封めらえて林に迷ふ。

 庭には新蝶舞ひ、空には故雁帰る。

 ここに天を蓋とし、地を座とし、膝を促け觴を飛ばす。

 言を一室の裏に忘れ、衿を煙霞の外に開く。

 淡然と自ら放にし、快然と自ら足る。

 若し翰苑にあらずは、何を以ちてか情を述べむ。

 詩に落梅の篇を紀す。

 古と今とそれ何そ異ならむ。

 宜しく園の梅を賦して聊かに短詠を成すべし。」

 

 

万葉集が完成したのは奈良時代、西暦759年。

庭に梅の花が咲き、蝶が飛び交い夕暮れには鳥たちが寝床に帰っていく。

1260年前から変わらず、ひとはその情景をことばに表さずにはいられない。

 

今回のトリハ展のテーマが「トリと言葉」とお聞きして、新しい時代のはじまりに

ぴったりではないかと思いました。

よしおかりえさんが詠む文鳥短歌から参加クリエイターさんたちがイメージした

作品を展示したり、「言葉」をテーマにしたトリ派の企画展示をされるそうです。

みなさん一句詠みたい気持ちになるかもしれないですね!

 

KiriToriSenは相変わらず小鳥が使うモノを作っていますので、愛鳥さんへの

お土産物としてご覧いただけたらと思っております。

 

6月下旬に販売予定のホヨヨボール新カラーを先行販売、2本の糸をミックス

して編んだ一点物(Mサイズ)をトリハ展限定として販売します。

ひとつひとつ手作りのため、オンラインショップでは受注製作とさせて

いただいており、1~2週間ほどお待ちいただいております。

トリハ展では即時販売しておりますので、是非この機会にお手に取ってご覧下さい。

 

開催日:
6.7.fri – 6.9.sun
開催時間:
11:00~18:00(最終日:11:00~16:00)
開催場所:
634展示室 Roku San Yon Tenjishitsu
東京都国分寺市本町2-4-10 東京武蔵野美術学院 B1F
最寄駅:JR中央線「国分寺駅」北口から徒歩5分
主催:
トリハ