文鳥の日
10月24日は、文鳥の日。
手にしあわせ、という語呂だそうです。
今日は、現在 KiriToriSenで販売中の「ホヨヨボール」について少し書きたいと思います。
はじめにお迎えしたシルバーイノ文鳥のことりは、好奇心旺盛でとても元気な女の子でした。
次にお迎えしたシナモン文鳥のこむぎは、ペットショップで風切り羽をボロボロに切られて
いて、脚が弱い男の子でした。
「赤目の子は他の子に比べて弱い」
そんなふうに聞いていたので、余計な心配ばかりして過ごしていました。
でも、こむぎは男の子。
元気なことりの後を一生懸命追いかけて飛び回り、疲れ果てては眠っていました。
なにか落ち着いて休める場所を作ってあげたいと思い、ブランコやステップを設置して
みたり、巣を買って来てみたり。(こむぎは左後ろで入浴中)
バードテントを作ったこともありました。
いつもこれらを攻略するのはことりだけで、こむぎは怖がって近づこうとはしませんでした。
こむぎのために何か作りたい。
ある日、編み物中に邪魔ばかりしてくることりを見ていて思いつきました。
これで小さな筒状のものを作ったらいいかもしれない。
やっぱり。
ことりが、すっぽり入ったのです。
この初めての試作を1年かけて改良し、やっとこむぎも怖がらずくつろげるものが
出来上がりました。
いつもこのボールハウスに入って、ホヨヨ〜という顔をしているので「ホヨヨボール」
と名付けました。
鳥は360°の世界を見ています。
いつも何かに警戒し続けることは鳥の運命なのかもしれませんが、このホヨヨボールの
中にいるときだけは安心して過ごしてほしいのです。
ひとつずつ手編みしているので量産はできないのですが、そんな思いで作っている
「ホヨヨボール」です。
どうぞよろしくお願いいたします。
2016年10月24日