和菓子で知る花の季節

 

 

京菓匠「鶴屋吉信」の生菓子は、季節に合わせて半月ごとに意匠が変わります。

6月前期は、やはり紫陽花。

色鮮やかな紫陽花に雨粒が輝く「あじさいきんとん」です。

東京日本橋室町「COREDO室町3」の鶴屋吉信には「菓遊茶屋」というカウンター席があり、

目の前で菓子職人が和菓子を作って下さいます。

あじさいきんとんは、粒あんのまわりに裏ごし器でつくられたそぼろ状の白餡を纏った

生菓子。

菓子職人の手の動きを眺めて待つこと、5分ほど。

最後に透明な錦玉が散りばめられ、雨粒が輝く紫陽花が出来上がりました。

 

 

そして、もうひとつ。

「初むらさき」

DSC00814

紫色に染めた焼皮で六弁の花びらを象り、白と黄緑の二色の白餡で立体的な蘂が作られています。

 

「初むらさき」ってすてきな名前。

ところで、何の花を象っているんだろう。

桔梗かな。蔓日日草かな。

DSC00810

そう思いながら視線をあげると、目の前にテッセン。

クレマチス、風車、とも呼ばれる花です。

 

しばらく、目の前のふたつの花を眺めていました。

甘い和菓子に冷たいお抹茶が美味しい季節。

屋内にいながら、季節を感じさせる鶴屋吉信の生菓子。

花が咲く季節を忘れがちな日常に、ゆったりとした時間を戻してくれる空間でした。

 

 

 

鶴屋吉信 東京店

ショップ           10:00-21:00
茶房 / 菓遊茶屋   10:30-20:00(ラストオーダー19:30)

定休日 元日を除き年中無休

〒103-0022
東京都中央区日本橋室町一丁目5番5号
COREDO室町3 1階
TEL(03)3243-0551
FAX(03)3243-0552